店頭での売り上げナンバーワンの人気酒ということでご紹介。当店の柱商品です。

大信州酒造とは

１トン小仕込み、即詰め、一度火、急冷、瓶貯蔵。最近のトレンドはちゃんと押さえています。
トレンドにはのっているものの、しっかりとした吟醸麹、香りの強さよりも香りの質にこだわった酵母選び、チャラチャラとしてないという意味で、大信州の酒はプロの目から見ても好感を持てる造りをしています。

原料米ですが、全てが農家と契約栽培ものです。品種は『金紋錦』『ひとごこち』で、全てが減農薬栽培で『金紋錦』の全てが有機栽培です。
環境への配慮と食への安心という点でもとても進んでいる蔵元といえるでしょう。
大信州は品質追求意識が高く、酒造りの精度に本当に厳しいです。そのため、酒に欠点はないといっても良いです。
やや味が太く、辛口で地酒初心者は飲みくいかもしれませんが、品質の高い酒とはどういうものか、酒の味を知り味覚を磨くために、初心者にこそおすすめしたい蔵元です。

レアなお酒

香月純米吟醸は大信州の商品群のなかでも特殊な立ち位置の商品です。
純米大吟醸スペックながら大信州商品としては廉価なのが特徴です。
香月純米吟醸が値ごろ感を高くしているのも、大信州の美味しさを広く皆さまに知ってほしいという意図が込められて開発された商品だからです。
ところが、大信州は全国的に人気の上がってきており、量が逼迫してきていると聞いています。なので、いつこの香月純米吟醸が値上がりしてしまうか、廃盤になってもおかしくはありません。もう、知名度は十分高く、無理をして知ってもらう必要がないわけですから。
香月発売当初の目的を達成してしまったので、蔵元もこの香月の販売にはあまり熱心ではなく、全国でも数店舗の酒屋さんにしか卸していません。
というわけで、香月純米吟醸はとてもレアの商品なのです。

香月 純米吟醸　長野県松本市　大信州酒造

1800ml　3,000円(税別)
720ml　1,500円（税別）
令和２年８月現在の価格ですが、ホント格安だと思います。

良い点

高品質、高酒質、味わいの調和きめ細かさ、香りの上質さ、即詰めによる新鮮さ、簡単にへたらない酒質の強さ、低農薬有機栽培米、値ごろ感

悪い点

インパクトに乏しく良さがわかりにくい、ガス感が嫌いな人はガス抜きが必要、今後廃盤の可能性

大信州 香月のご購入