【商品説明】
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藤井酒造が使用する酒米の中で最も早く収穫される中生(なかて)品種である「八反錦」で醸した酒。酒造期の最初に醸し上がった、つまり、その年の一番最初に仕込み、搾った酒がこの「初しぼり」です。
加熱処理を一切せずに、蔵元の味や香りをそのまま詰めているため、その年の米の特性や味わいの傾向がわかるという点でファンの多いお酒。季節限定酒の中で最も濃潤な味わいを持っているという特徴があります。
例年12 月中旬頃に蔵出し。クリスマス、年末、正月とパーティーの多い時期のため、普段は日本酒をあまり飲まない方にも、美味しい料理や家族、仲の良い友人と楽しんでいただきたい一本です。
酒造好適米「八反錦」について
八反錦は、「八反35号」「アキツホ」を交配して1973年に誕生した広島県の酒造好適米。広島では最もメジャーな酒米となっています。酒米の特徴として、心白率が高いため、麹菌が住み着きやすく、醪に溶けやすいため、日本酒造りに適した酒米と言われています。また、早生という育ちの早い稲のため農家にとっても収益性の高い酒米です。味わいはすっきりと飲みやすく、ふくよかで上品な味わいになるのが特徴的です。
【スペック】
原材料:米(国産)・麹米(国産米)
使用米:広島県産八反錦100%
精米歩合:60%
アルコール度数:17度
日本酒度非公開
酸度:非公開
瓶詰タイプ:生原酒
保管場方法:要冷蔵
【蔵元について】
創業150余年の純米蔵
江戸時代末期文久三年(1863年)、私たちの祖先である初代・善七は、良質の仕込み水に恵まれた竹原の地を酒造りに適した土地と見極め、酒造業を興しました。
竹原は、穏やかな瀬戸内の海に面しており、かつては製塩業でも栄えた風光明媚な町。別名『安芸の小京都』とも呼ばれ、木造の古い日本建築が軒を連ねる美しい町並みや歴史ある神社仏閣も昔のままの姿をとどめています。竹原は、 今も地下水を水道水として使用しているほど清冽な水に恵まれた土地であり、同時に豊富な海の幸を得て豊かな食文化も築かれてきました。
その自然の恵みを生かした酒造りを続けて百五十余年。私たちの蔵は、たくさんの量を生産する蔵ではありませんが、だからこそ自分たちにしかできない酒造りを続けたい。小さい規模であっても、日本酒という大樹の幹を支える存在でありたいと願っています。
「純米」への強い思い
私たちが今も大切に守る創業銘柄“龍勢”は、明治四十年開催の『第一回全国清酒品評会』に出品した銘柄です。日本政府が清酒技術の研鑽・向上を目的に開催したこの日本で最初の品評会で、龍勢は最優秀第一位を受賞して日本一の栄誉に輝きました。
龍勢"は純米酒です。純米酒以外の"龍勢"は"龍勢"ではないと、戦後の純米酒製造が禁止された時代、
三代目善七によって一旦その歴史に幕を閉じることとなりましそれから30余年、五代目によって"龍勢"は復刻され今でも全量純米にこだわり続けています。
【蔵元】
藤井酒造株式会社
所在地:〒725-0022 広島県竹原市本町3丁目4-1
電話 :0846-22-2029
http://www.fujiishuzou.com/